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みかんの話

みかんの話

みかんの話題を、気ままに紹介していきます。  

佐藤春夫の食したみかん。  

郷土が生んだ偉大な詩人、佐藤春夫(新宮市出身)の「秋刀魚の歌」
 

秋刀魚の季節にミカンはつきもの 拡大 みかんを絞って

嫁が実家に里帰り、一人スーパーで買った秋刀魚を食べながら思う。
 

 秋刀魚の歌


 あはれ
 秋風よ
 情けあらば
 伝えてよ
 −−男ありて
 今日の夕餉に
 ひとりさんまを食らひて
 思いにふけると。
 

 さんま、さんま、
 そが上に青き蜜柑の酢を したたらせて
 さんまを食ふはその男がふる里の ならひなり。
 そのならひを あやしみ なつかしみて女は
 いくたびか青き蜜柑をもぎ来て 夕げにむかひけむ。

    中略

 さんま、さんま、
 さんま苦いか、しょっぱいか。
 そが上に熱き涙をしたたらせて、さんまを食ふは
 いづこの里のならひぞや
 あはれ
 げにそは 問はまほしくをかし。

有名な詩であるが、佐藤春夫は新宮市出身である。このミカンは  

青き蜜柑とあることから、柚子か夏みかんのような気がする。  

  • この詩が詠まれたのが、1922年とある。
  • 微妙なのは、今の温州ミカンが佐藤春夫が育った新宮市において栽培されていたかということである。
  • 佐藤春夫は明治25年の生まれというから、まだ当時は、新宮市付近で温州ミカンの栽培が行われていたかというと微妙であろう。
  • 紀伊国屋文左衛門が江戸に運んだのは、ふいご祭りになどに飾られた「紀州みかん」。「紀州こみかん」「正月みかん」である。
  • 当時は種のあるみかんが普通だった。種無しは江戸時代タブーであったと考えられる。
  • 現在の温州ミカンが和歌山で栽培され始めたのが、明治中ごろといわれている。
  • 有田地方と新宮市では、今でもかなりの離れた地である。
  • また、新宮市の周辺には、柚子で有名な古座川町、また、ジャパラの北山村も関係してくるだろう。
  • 「青き蜜柑の酢」とあるから、柚子かダイダイと考えるのが普通ではないかと思う。

最後に、秋刀魚は苦くてしょっぱいです。  

  • 久し振りに一人の生活となり、たまたま、秋刀魚の一斉休漁のニュースもあったので、ついつい買ってしまいました。
  • 食後の片付けもあるのて゜、魚は買わないと思っていたのに・・・。
  • あらためて、この詩の意味を噛み締めながら、青き蜜柑をしぼって食べました。
  • かなり大人の味です。・・・・。

続く
 

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