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紀ままな独り言42

紀ままな独り言42

 水の都 熊本の湧水・ 水前寺公園が・・・  

  •  熊本について、高校の修学旅行で一番印象に残っているのが、水前寺公園の水の美しさだった。
  •  「森の都」、「水の都」と称される熊本、中でも水前寺公園はその代表である。正式名称は「水前寺成趣園(すいぜんじじょうじゅえん)」熊本藩主・細川家の御茶屋として利用され、回遊式庭園(桃山式日本庭園)は、東海道五十三次を模した見事な庭園である。
  •  当時の私が驚いたのは、池の水が澄んでいることである。阿蘇からの伏流水で、あれだけの広さの池が澄み、コイが泳ぐ陰が水底に写っている。私のイメージでは、ため池の水は、濁ったものというイメージが覆された記憶が鮮明に残っている。
  •  熊本市の水道水は100%地下水でまかなわれているとか。阿蘇山で濾過された水が長い年月をかけて地下水となり、湧き出しているのだという。
  •  ただ、この水を濾過する地形が今回の地震の被害を大きくしているのかもしれない。火山灰に加え、マグマが噴火の際に、しぶきとなりそれが冷えて固まった大きさ数ミリメートルの石「スコリア」が大きな揺れで「表層崩壊」を起こしたと見られている。
  •  空撮やドローンからの映像でも、黒い溶岩のようなものが流れ出した中に、黒ぼくに混じってスコリアが含まれていたのだろう。富士山五合目で、溶岩を手にしたとき、黒っぽい隙間が無数にあいているチョコのクランキーのようなものというイメージがあった。スコリアはそれよりも、砂にちかいかなり小さな石ということだろう。
  •  普段は堆積してその中を地下水が流れる。それが一度大きな揺れにあうと崩壊する。そういえば阿蘇大橋崩壊現場の近くの山肌から、大量の水が流れていたが、そんなに濁っていなかったように感じる。その下の黒川は泥流となり、かなりの水量のように見えた。外輪山に囲まれた水が一気に流れてくる地形なのかもしれない。
  •  ここ何日か、地震関係の資料をみながら、目についたのが「二重峠断層」という活断層である。このカルデラ内で、噴火した火山灰等の堆積がかなり厚みがあり、今まで発見されていなかった活断層が2000年春に、北西部で発見されたという。この断層の走向と「大分−熊本構造線」がほぼ平行し、最近の地震活動と綿密な関連があるというところまで、わかっていたという。
  •  この新しい断層は、黒川の治水事業にともなった遊水池工事現場で、落差1m程度の二つの新鮮な断層が見つかったことから、研究がスタートしたらしい。我々建設関係に携わる者として、このような掘削した箇所は、研究者にとって宝の山ということを肝に銘じるべきだと痛感した。我々にとっては単なる地盤のズレでも、研究者にとっては、貴重なデータであり、それが新しい発見につながるのである。グーグルで阿蘇大橋付近を見ていると近くに京都大学の研究施設があった。噴火の層を堆積層名で識別しながら、より正確な年代を推定していく地道な研究にこれからも期待したい。







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